2-10
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それは、運命の始まりか。それとも、必然の始まりか。軈てなる饗宴に、向けて、奏でるは、ショパンの曲『プレリュード』。ー…始まりの合図。『さぁ、開きましょうか』悲しく、儚い、七大天使の恋の生きざまを。其処に、生まれるは、愛ある形。私が、見てきた中で…。ー…凄く、儚い愛を感じた物語。今一度、伯父様の口を、封じたく。私は、剣を握る。決して、切れる事のない縁を。共に、結び直しましょう。伯父様…。私に、言った言葉を、今、お返しします。『私は、貴方に、心をあげるつもりはありません』この、心は、幼い時に、描いた。ただ…。ー…一人の男の為だけだと。私は、あの日に、誓いまいした。伯父様には、一生、叶わない願い。『その手で…貴方は、私の宝を殺しました』運命とは、残酷で…。必然。だから、廻るのでしょう。嘗ての創造神が、作った運命の輪。ピアノの曲に乗せて、送りたい。淡い淡い恋の楽曲を…。二人の運命が廻り始めた時、悲劇も、また、顔を出す。それは、待ち詫びた様に。ひっそりと、ゆっくり。動かしていく。軽やかな指使いが、一瞬、止まった時。貴方は、耳にするのでしょう。天使が…。堕ちていく瞬間の音を。それが、罪だとしても…。囚われてしまったら、逃げる事は、出来ない。蛇の猛毒の様に、血液に、循環していく。それは…。堕ちた者の末路か。はたまた、其処で、もがいている者の咆哮か。ー…解るのは。運命の悪戯をしている神だけだろう。瞳を閉じれば、広がる世界は、白い花々が咲く、豊かな自然。それが、創造神『クラエティア』が、創った世界。『やっぱ、人間居た方が良いよね?サファリア…』『勝手になさい。貴方が、造る者でしょう?私は、國の秩序を…護れれば、文句は言わないわ』懐かしき、想い入れの一ページ。窓から、入る微風に、煽られ、開かれし、ページは、静かに、運命のプレリュードを、鳴らしていく。